2012年4月10日火曜日

私心的覚書/こんなん作りました。イス編

木材ってまっすぐじゃないのね。
当たり前だけど。
いろんな成長の仕方があって、育つ場所も違う訳で。
のこぎりも、ちゃんと図ってしないとまっすぐに切れないのね。
腕がついていかないだけで。

ボクの回りには素晴らしい建築デザイナーさんや、木工所さんが沢山いらして、
いつもどんな仕事しているのか、が気になっています。

で、イスを作ってみようと思いました。
いままでは棚とかモノを置く用ばかりでしたが、いざイスを作ろうと思うと、

*イスの高さって何センチだっけ?
*深さってどの位が心地いい?
*自分の体重を支えるのってドコに補強がいるの?
*後ろにもたれた時ってドコに比重がかかる?
*背もたれ部分の肩甲骨ってドコにあたる?
*前かがみや後ろにそらした時って、イスの足のドコに負担がかかるの?
*重いと移動が大変だなぁ。
*雑貨屋さんの陳列棚ってどうなってたっけ?
*既製品って釘やビスの頭が表に出ていると商品にならないらしい。
*海外で伐採した木は(日本の湿度の関係で)変な歪みをするらしい。
とか、
いろいろ考えてしまいました。

じゃあ、買えばはやいじゃん、って事になるのですが、
素晴らしい建築デザイナーさんや、木工所さんの細やかな一点モノの作業や、
なんで既製品(マンションの造りも含めて)に自分の身体を合わせていくのはおかしい、
家もホントは作れるのだ、
という話を聞くとやっぱ自分で作ってみようと。

農民車を作っている時にも、そんなお話をプロの整備士さんから聞きました。

車のイスの背もたれは、
クラッチを切る時に背中の支えが無いと身体が安定しないばかりか、
身体が宙に浮いてとても危険。
クラッチをどこまで踏み込んでいいのか、のストッパーの設置等々。
けっこう細かい作業をプロは安全を重視して丁寧に作り込んでいました。

流石、プロは見る所が細かい。知る事が多い。

って事で、ボクは半日で作る事をモットーに家にあった材木で適当に作りました。


って事で三種。(色塗る前)
すべてアイボリーに塗りました。






















これは、背もたれないバージョン。





























これは、背もたれ有りバージョン。その1





























これは、背もたれ有りバージョン。その2